知らないことについては、不安に思うのが普通です。
今までに経験がないことを行う時や、初めての体験については不安になるのが当たり前です。
逆に言えば、経験を積み重ねていくと、不安は減っていきます。いつもいつも経験していることについては、不安を感じにくくなります。
このように、不安と経験は逆の関係にあり、経験が少なければ少ないほど、不安は強くなりますし、経験が増えれば増えるほど、不安は減ります。
もっとも、怖い経験を繰り返すと、不安は強くなってしまいます。恐怖体験は少ない方が良いので、例外です。
不安を改善する認知行動療法や暴露療法でも、経験を繰り返すことで不安を減らす方法を取ります。この際に、恐怖の経験が増えたら逆効果なので、焦らず、無理しないように気を付けて、恐怖体験を避けるよう気を付けます。
また、年齢と共に経験は増えることが多いですから、年齢と共に不安は減ることが多いです。逆に言えば、若い方は、不安が強くなることが多いです。ただし、健康への不安など、年を取ると不安が増すものもあるので、一概に言うことはできません。
このように、不安と経験は大きく関係するものです。不安が強い方は、経験について意識してみてください。